鍵善の和三盆 「寿仝」

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1日で一箱食べてしまった…和三盆鍵善良房の寿仝(じゅじゅ)。

7月に行われた師の個展書だ!石川九楊展のショップで販売していました。

鍵善さんが2012年に新商品として販売されたもので、石川先生が書かれた「寿」が、あしらわれています。
発売当時、鍵善良房発行の「鍵屋の善さん」に掲載された紹介文が同封されていた。そこに興味深い内容が。

新衣装を探る際には、古今東西の資料のほかにも、花鳥風月など日本古来の伝統的な文様に、意匠のヒントを求めることが多い。だから、類似した意匠が多くなるのは致し方ない。(中略)和菓子のみならず、とけに老舗が集中する業界でさ、新商品開発はなかなか容易ではない。ほとんどの文様が出尽くされていると考えていい。だから、一当主が店をあずかる間に、一つ誕生させることができれば良しとされよう。なかには、「一代一作」を、家訓として義務付けている老舗もあるときく。

こうした業界は長い年月かけて多くの人が携わってるぶん、し尽くされてることはたくさん。そんな中、石川先生が書かれる字は、唯一無二な感じ。改めて、すごいなと(というか、どう見たら寿なのかよーわからんですが…)

7月の展示では、土日返上で展示室の案内係り。期の途中から、外国人客対応として御役目預かりまして、いろんな国の人に先生の作品から受ける印象が聞けてとっても面白かったです。何と言っても、表音文字の人達に「ドローイングではなく文字が書かれている」ということを理解してもらう難しさよ。一方で、いまだかつて見たことない書の表現に興奮している漢字圏の方々のご様子。こんなに貴重な経験ができて、改めて感謝。

10月、次は塾生の展示です。先生の作品からまた刺激を受けて、面白い展覧会になることを期達。