ニセモノ業者と私の駆け引き(4/5)

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次こそはホンモノを買ってやると思って、私がとった行動。

それは、ホンモノを正しく把握すること。

初めての取引が、Luggageというブス紙一重のデザインだったからこそ違和感に気づいたのは幸運だった。

昨今のスーパーコピーは精巧にできていて、即座に気づけないことが多々ある。

後述するが、3回目の取引は他ブランドのトートバッグを使い続け、

気付いた今は、価格相応のただのバッグとして割り切っているが、

わかってて使うのと、知らずに使うのは大違いだ。

私はその後、CÉLINEの直営店に行き、

ホンモノの醸す雰囲気や、革の質感、佇まい、ラベルやその他諸々を確認した。

次にどんなニセモノと対峙しても、私は真贋判断ができるだろう。

さて、業者の選定と裏どりは済んだ、リベンジに挑む。

落札を確実にするためにも、私は選定した出品者の過去の取引実績を読み漁り、

Luggageの定価と取引実績の相場から、自分の予算を決めた。

落札のテクは、今回の趣旨とズレるから説明は割愛するけど、

2回目は20件前後入札があるなか見事に予算内、なんなら想定していたよりも安い金額で落札。

(2回目と書いたが、正確には落札負けを繰り返して10件目くらいで落札。)

まだ油断はできないものの、今度はホンモノの確度は高い。

前回はマヌケにもホクホクしながら宅配を待ったが、今回はドキドキ。

私の考察と判断は、果たして正しかったのだろうか。

届いた商品の箱を開けた瞬間、私は崩れ落ちた。

なんと、想定していたものとサイズが違う…!

CÉLINEのLggageは、3サイズある。

私はMicroという中サイズを落札したつもりだったが、届いたのは小サイズのMini。

そう、Lggageは3サイズが概ね相似形になっているので、写真だけでは判断しづらいのだ。

落札履歴を確認すると、写真は確かにMiniだ。

相似形とはいえ、Miniにはショルダーが付いていて、

写真をよく見ると取り付け金具が光っている。

裏どりした通り、確かにホンモノの商品は届いた。

私の考察と行動は間違っていなかったのに、なんということだろう、

商品情報の確認ミス?ここに来てなんとイージーなケアレスミス、マヌケなオチよ。

いやしかし…と思って改めて商品情報を読むと、そこにはMicroの表記が。

助かった!これは出品者にも過失がある、いくら返品不可とは言えこれは交渉だ。

(前回に引き続きw)

「こんにちは、この度はお取引きありがとうございました。

すみません、私の確認も甘かったのですが…

Microだと思って落札したところ、Miniが届きました。

表記はMicroですが、写真はMiniです。

返品、または代替の商品に交換可能でしょうか…。」

ドキドキしながら返信を待つ。

「この度は、掲載情報に間違いがあり、大変申し訳ありませんでした。

掲載した写真が間違いであり、表記が正しい情報となります。

商品をお取替えさせて頂きますので、着払いにて返品を宜しくお願い致します。」

およよよょょょ、助かった、なんと良心的な出品者よ。

もちろんこのご時世、ネットに書かれる評価や口コミはその後のビジネスに大きく影響する。

あちらにも過失がある分、浅い傷であっさり譲歩した方が得する事を相手はよく心得ている。

私は、調子こいてこんなオーダーをしてみた。

「ありがとうございました、交換させてください。

1点、ご相談が…私が落札したのは紫色ですが、

今出品されている青色に変えてもらうことは可能でしょうか。

当件、私の確認も甘かったのですが、もし宜しければご検討ください。」

図々しいことは百も承知さ、

けれどビジネスの世界はネゴッたもん勝ちの側面もある。

「かしこまりました、青色の物に変更させて頂きます。

この度は、ご迷惑をおかけして大変申し訳ありませんでした。」

I did it!

こうして、2回目の取引は晴れて、安価に新古品のホンモノを手に入れたのでした。

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