2CVとの暮らしについて(1/4)~出会い編

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20代女性とクラシックカー。

車好きの男性であればそのコンテンツ力に喜んでくらいつき、

興味がなければ変わった女と烙印を押される組み合わせである。

私にとって、クラシックカーのオーナーになることは、

MT免許をとる前から、人生の中で達成すべき目標の一つだった。

そして、晴れてフランスの大衆車Citroënの2CVのオーナーになって3年。

メカニックの知識ゼロ!

自分名義の車の購入は初めて!

なんならMT車運転歴は免許試験以来!

こんな私が、なぜ2CV購入に踏み切ったのか、少しずつ記録を残していこうと思う。やっぱり、趣味車は楽しいものだし、メカに興味がない人にも車を楽しんでもらいたい。

私の嗜好性を整理すると、こんな分類の車乗り。

・見た目が可愛い車がすき(丸目)

要するにファッション、デザインの延長に車がある

・遠出がすき

親にアチコチ連れて行ってもらったせいか、車だからこそできる遠出を知っている

・ブランドやスペックに興味がない

ステータスや見栄よりも、身の丈と道具としての勝手の良さ

2CV乗る前は、BMWのZ3に乗っていた。当時、車仲間を探してBMWオーナーの集まりやイベントに出向いていたが、どことなく水の違いを感じて定着できなかった。

一方でフランス車の集まりは私にとって楽しく、居心地のいいものだった。職種や趣味、集まりの悪さとか…共通項が多かったり。

車を選ぶ上で、こうした個人の趣味嗜好は車選びに顕著に出るなと感じた瞬間だった。

さて、話を戻そう。

実家の車庫を利用しながらBMWのZ3に乗っていたが、ひとり郊外に越すことに決まり、いよいよ自分用に車が要るなと思い始めた。

「趣味の車は子供が生まれたら乗れなくなる!独身のうちに乗りたい車に乗っておけ!」

父からこう言われて育った私は、これが最後のチャンスかもしれない…と、引越しに向け、父と車探しを始めることになる。

とはいえ、当時の車探しの乗り気度は40%、本気度は20%だったと思う。乗りたいな~、可愛いな~とは言うものの踏み切らない、ただの冷やかし。まさに、痩せた~い!と騒ぐが運動しない女そのものだ。

最初は、MTビギナー、中古車ビギナーということもあり、父のおすすめでFiatのPandaと、私の希望で2CVを探し始めた。

今思えば、この2択とはなんとも不思議なもんだが、

・MT

・維持がしやすい(お金かからない)

・扱いやすい

これが検討軸だった。

車探しとしては、父が見つけてきた中古車リストから状態の良さそうなものを見学にいく。購入に至るまでに多分、2CV1台、Panda1台ずつ車体見学に行った。

初めての見学。

暑い炎天下で、父と販売スタッフが2CVを運転しているのを眺める。

(私MT運転できなかったのでw)

2回目は、Pandaも見にいくが運転せず、眺める。

(この時点で実は飽きていたww)

3回目、既に私は車探しに対して面倒臭く感じていた。

どこでどれを見ようが同じ状態、同じスペックの新品と違って、中古車は一点もの。自分の中で意思決定の優先順位がはっきりしていないと、希望にはまる個体と出会うまで、砂浜で指輪を探すようなアテのない道程になってしまう。

父は私の飽きてきた様子を察知して、また2CVを差し込んできた。

「フランスのクラシックカー好きが集まる修理屋があって、そこにも2CVが一台あるから見にいこう、彼の話も面白いはずだ」と誘われた。

しぶしぶ合流した朝、突如行き先が筑波だと知らされ、騙された!と思いながら向かった。展示してあった2CVは、Charlestonという2配色のシリーズ。

廉価版のspecialよりは少し良い作り。これは好みの問題だが、正直Charlestonは可愛くないのだ。

どうも、イギリス車に見えてしまって、Cheap Chicな感じがしない。私の偏愛としては、水色が好き。

特に、おじいちゃんのダサい農作業用日除けみたいな薄手の水色。

どうも車体が水色になると愛おしく見えてしまう傾向があり、この間は、水色のビアンキーナ・カブリオレにぐらっときた…

「可愛いけど、私やっぱり水色の車に乗りたい…」そうボヤいた矢先。

「あーーー、水色のSpecial売りたい人、いますよ」

マイペースそうな、ガレージのオーナーは言った。

「1ヶ月くらい前に、手放そうと思ってるから買いたい人いないかなって相談された。その人変わっていてね、仕入れては自分で直して、手放しちゃうんだよ。彼の車なら、間違いないから安心して乗れると思いますよ。」

そ、そんなうまい話あるかいwwwと思いつつ、私の重い腰が上がった。

「連絡取ってみてください、まだ売ってないかどうか!」

こうして晴れて、希望の水色の2CVに出会うわけです。

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