20人の男たち(2/20)2年かけてストーカーした末に逆ナンしたFくん -6

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憧れのFくんに初めて送ったメール。

何を送ったか覚えていないが、

当時、vodaphoneの白とピンクのバイカラーの二つ折携帯だったことは覚えている。

2年かけてストーカーした末に逆ナンしたFくん -5

その頃はdocomoのピクトグラムの絵文字に憧れていて、

絵文字を使ってもカワイクみえないvodaphoneの文面が嫌でしょうがなかった。

ちょっと、彼のディテールを話すと、顔はソフィアの松岡充似。

色黒の松岡という感じ。

実は声をかける前、高校の友人達と地元のマックにいた時、

男友達の中に混ざる彼を見かけたことがある。

たまたま一緒にいた私の友人が松岡充ファンで、

「松岡似がいる!やばい好み!!」と興奮しながら叫んだのを覚えている。

私はその脇で「あれが噂のFくんなんだよ!私のFくんなんだよ!!」と

友人の肩を激しく揺すりながら、意味不明な返事をした。

彼とのメールは至って順調だった。

メールを送れば返してくれるし、受験の相談も親身になって聞いてくれた。

ストーカーをしていた頃の悪知恵は闇に葬り、好意を寄せている事を素直に表現していた。

不思議なことに、彼に逆ナンをしてから遭遇率が上がった。

私が乗っていた電車にたまたま彼が乗り合わせたり、地元の本屋で遭遇したり。

雨で電車通学をした朝には、地元の駅から彼と一緒になった。

(以来、大学の登校時刻と重なる唯一の水曜日はわざわざ電車通学に変更したw)

けれど、彼とのデートが実現したことは後にも先にも一度もなかった。

もう、細かなやり取りは覚えていないが、端的に表現すると、

私の彼へのアプローチは全てサラリとかわされて終わった。

彼は大学ではサッカーサークルに入り、飲み会やら勉強やら、

忙しいながらも大学生活謳歌している様子が、端々に感じられた。

これは私の解釈だけれど、

受験勉強から解放され、何もかも新しく輝いて見える大学生活に、

受験勉強中のJKは、何一つ勝てっこなかった。

結局私にできたのは、偶然を装って遭遇する機会を作るだけ。

いつしかメールすらも切なくなって、告白もさよならも言わずに恋は終わった。

私がこの恋愛から学んだこと。

それは、行動した人にしかチャンスは巡ってこないということ。

そして、友人が私に助言してくれた通り、

行動した後はどんな結果であれ後悔が残らないということ。

異性関係で相談を受けたときの典型的なパターンで、いつも思うことがある。

「こういうことをしたら、

相手がこう思うだろうから(だいたいネガティヴな仮説)、

こうしようと思うんだよね(進展のない行動)」

いやいや待て。

その内容、全て自分が作ったストーリー(妄想)で、どこにファクト(事実)があるんだ?

相手が仮説通りネガティヴな態度だとしたら次の手を練るなり、引き際の判断もできる。

ポジティブならそれをより前進させれば良い。

どうしてか皆勝手にネガティヴな妄想を肥大化させて自滅したり時間を浪費してる気がする。

相手にも決める権利はあるのだから、

何かしら行動して、その結果に直面してから結論を出そうよ。

だいたいこの話をすると、可愛い子がやると許されるんだよ!と反論される。

けれど、可愛いと捉えるか、可愛くないと捉えるか、好みか好みじゃないか、

それこそ相手が判断する事であって、勝手に自分のバイアスで決めるべきじゃない。

そして、ネガティヴな妄想の末、なにひとつ行動しなかった結果、

概ね「たられば」を語り出し、望み通りにならなかった結果に執着が生まれる。

全て自分の選択なのに。

恥をかいてでも、全てをやり尽くしたら自然と後悔はない。

Fくんの思い出は、そんな学びがあった片思いだった。

(おわり)

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