20人の男たち(3/20)私がPHSを契約して渡したGくん

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もしかすると意外に思われるかもしれないが、

私にとっての初めての〝本格的なお付き合い〟は18歳だ。

大学生に入ってから。(遅い?そらFくん追っかけてたからな!

大学受験が終わって進学してから、

当時塾が同じだったGくんと付き合った。

(多分、本人読んでるんだろうな、今度飯おごるよ。)

私は中高女子校で、生身の男子と触れ合う機会もなく、

ジャンプコミックを読み漁り、Fくんと妄想恋愛しかしてこなかったので、

そらもう可愛げもクソもない腐女子だったと思う。

(余談ですが、私のBLデビューは小学生でした。)

女子校出身としては、共学出身で女に手慣れた男は苦手だったので、

Gくんの、口の減らない割に根はヘタレなオタク具合が楽だった。

で、彼との付き合いが始まり、まぁそこそこ長く付き合うことになるのだが、

忘れもしない出来事が1つある。

今思うと、私の男前ぶりはこの時既に始まっていて、

違う言い方をすればおねだり下手も変わっていないという事だ。

というのは、当時私はvodaphoneを、彼はdocomoを使っていたのだが、

キャリアの違いで通信費がかかる…というのが悩みだった。

(私は家族割で親が契約者だったのでキャリア変更もできず…)

そこで、当時格安携帯として流行ったWILLCOMを契約することになるのだが。

何を思ったか、2台目は基本料金が安くなるから…という理由で、

私名義で契約をしてもう一台を彼が持つことになった。

普通(っていうのも変な話だが、おきまりのイデオロギー的には)

男が契約して女に渡すパターンの方が圧倒的に大多数だと思うが、

もう…細かな文脈は忘れたが、私が契約者となった。

そして、2人で料金を折半しようと話していた。

18歳での契約はそこそこ緊張したし、もちろん親には内緒だ。

(WILLCOMを買うことは言ったが彼氏とシェアなんて口が裂けても言えん)

契約が終わって、通話し放題にウキウキしながら帰路に着くわけだが、

翌日、地獄が訪れた。(早っ!)

契約者が未成年の場合、契約内容の確認が保護者にいく。

そう、母親宛にWILLCOM社から電話が入ったのだ、

「契約台数は2台で宜しかったですね?」

部屋でゴロゴロしていた私は、鬼の形相の母親に呼ばれた。

「あんた、2台ってどういうことよ。」

(しまった…詰んだ!!!)

私は全て、正直に母親に話した。

ハッキリと言うが、うちの母親は相当怖い。

私が女の子である事に一切容赦はなく、

小さい時からアクリルの50センチ定規でケツ叩かれるわ、

締め出し、平手打ち、胸ぐら掴むは朝飯前です。

本人、「このご時世、児相に通報されてるよね~!」と笑ってます。

まぁ、母親をそこまで鬼にさせる私の非常識具合もあったかもしれないが笑

で、そんな母親にバレたわけですよ、未成年の勝手な契約内容が。

まぁ、母親の主張は正しい。

「未成年の契約で、彼氏とはいえ他人に携帯を渡すとは何事だ」

「料金を折半というが、未払いトンズラだってあり得る」

「あんたと話しても埒が明かないから、相手の母親と話をさせろ」

私は観念して、Gくんに連絡を入れ、諸々事情を説明し、

Gママと鬼母の大人の協議が始まった。

私としては、確かに他人に携帯を渡すのは何事か、という主張もわかるが、

勿論、彼がヘタレで(いや表現が悪い、真面目で誠実で)

そんな揉める事態にはならんだろうと思っていたのと、

契約者の権利がある方が色々コントロールしやすいと思っていたので、

(トンズラしたら契約切ればいいし、その権利はこっちにある)

なんら安易な行動とは思っていなかった。

が、未成年の保護者にそんな屁理屈通用するわけでもなく、

粛々と大人の協議が続き、この時がGママの第一印象になるのだが、

(うん、Gくんも非常識な人じゃないし、Gママもまともな親だ!)と、

納得したのを覚えている。(今思うと生意気だな)

結局、詳細は忘れたけどもGママと和解して電話を切った後、

私は夜な夜なこっぴどく叱られ続けたというわけです。

18歳で携帯を契約して男に渡した女子は、そう多くはないだろうと思う。

(おわり)

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