20人の男たち(5/20)食生活に耐えられなかったエジプト人Aくん

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私が初めて外国人と関係をもったのは、エジプト人のAくんだ。

関係と書いてみたものの、彼との話は一切恋愛話ではない、

大分すると異文化交流の枠だ。

なぜって、愛だの恋だのなる前に、

文化的な違いが耐えられなくてサヨナラしたからだ。

(その前になんで付き合った?って話があるけれど、

別段理由は無いですね、ただの興味本位です笑)

Aくんとの出会い、よく覚えてる。

学校帰りに自宅に向かう途中、地元では珍しい様相の2人組みが

大きなスーツケースを引きずりながら歩いていた。

すれ違い様に

(へぇ、イスラム系人種をこの地区で見かけるなんて…)と思ったのを覚えている。

その後、少し歩いた後に、すれ違った1人が私の側まで戻ってきて、

おもむろにビジネスカードを渡してきた。

「もし良かったら連絡ください」

サッとカードを渡され、彼は来た道を戻っていった。

帰宅してまじまじとカードを見る。

どうも、日本で旅行代理業を営んでいるエジプト人だった。

へぇ、と思いながら、最近特に面白い事もなかったのと、

イスラム系人種の生態に興味があったので、連絡を取ってみた。

初めて会ったのは、渋谷のセガフレードザネッティだ。

なぜ覚えてるって、イタリア系コーヒー店があまり好きではないので、

この店に入ったのは、後にも先にもこの一回だからだ。

話を聞くと、彼は家族から資金援助を受け、

日本でエジプト人向けに旅行代理業をやっていた。

私に声をかけたあの日は、仲間の帰国を手伝っていたところだったらしい。

あれこれ、彼のバックグラウンドについて一連話を聞いた後、

もう詳細はほとんど思い出せないけど、なんか付き合ってみることになった。

(やばいな、書き始めたもののコンテンツ力の低い内容になりそうだ…笑)

彼とのデートはもっぱらカフェ。

よく喋る人だったので、彼の話をふんふんと聞く感じだった。

今思ったが、うちの旦那の日本でのサバイバル話に然程驚かないのは、

もしかしたらこの時に見聞きした経験が、

今の在日外国人の生態に対する免疫の基礎になっているのかもしれない。

異国の地で外国人が生活基盤を作るって本当に大変なことなのだ。

(それは、日本人が他国に移住する場合も同様だと思う)

彼の話は、なかなか興味深かった。

旅行代理業を行うにあたり、

日本人のビジネスパートナーにも協力してもらっているのだが、

交渉がうまくいかず半ば騙された形で終わった、とか。

金銭的不利益もあったので日本の警察に掛け合ってみたが、

外国籍というだけで相手にしてもらえない、とか。

日頃、母国で当たり前のように様々な権利を持って生活をしている身としては、

彼の境遇や出来事は別世界の話であり、別段私に共感できる余地もなかった。

最終的には、諸々巻き込まれないうちに

サヨナラした方が良さそうだなと思ってお別れをした。

余談だけど、実際に権利欲しさに日本人女性に近づく外国人はウヨウヨいる。

結婚すると配偶者ビザがもらえたり、賃貸の契約も多少は楽になる。(多少ね)

外国人と付き合いたいならば、その辺りはご注意を。

インパクトがあったのはこれらの出来事以上に、

食生活だったかもしれない。

何度か、ケバブ?のようなエジプト料理を

振舞ってもらった事があったのだが、

どこで調達したかわからない食材やスパイス、

私はその強烈な匂いがどうもダメだった。

食べた瞬間から、穴という穴から匂いが漏れ出すかのような

複雑で独特のな匂い。

なんとも形容しづらい、経験したことの無い独特な風味。

同じような物を食べたいと思って、同じようにおいしいと感じられる感覚って、

最低限だけど最優先かもしれない…とその時思った。

(おわり)

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