気になっていたアンティーク家具屋

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小さい時から気になっていたアンティーク家具屋、山本商店

車でよく通るのだが、出掛け時にわざわざ車を停めて店内を覗く余裕もなく、

自転車や電車で行くにはアクセスが悪く…もうウン10年、行けず終いだった。

先日、ようやく念願叶って行くことができた。

我が家の古家具を売るのに。

私の実家は、戦前に建てた家で、

東京大空襲ではこの地区がたまたま風上だったため戦火を免れ、

私の幼少期までは、古い家がたくさん残っていた。

今ではもう、広い敷地の家は手放され、

細切れにされた建売住宅が建ち並び、

なんだか風情も何も無い街並みになってしまった。

実家もとうとう老朽化が進み、建て替えとなった。

家具を捨てることもできるが、使ってくださる人がいるならと思って、

山本商店に相談したわけだ。


話が逸れるが…

先日のノートル・ダム寺院の火災の支援金が、6時間で3億ユーロ集まり、

それに対して、イエローベストが反発したり、

日本でも有識者が、人道支援で貧困層を助けられるだけの

富の再分配がなされていない…などといった発言しているが、

私は富は偏って然るべき、というかそういうもんでしょと思っている。

日本では戦後、華族や旧財閥の権力が崩壊し、

文化に投資できる余剰金を持つ家系が力を持たなくなったのは、

とても、もったいないことだと思っている。

そうやって手放され、経済合理性に従って様子を変えた

庭園や敷地がごまんとある、本当に勿体無い。

人の世には、暇を持て余して思考に耽る哲学者や、

情緒的な文化・芸術を支援するパトロンといった、

本物のブルジョワジーが一定数いる必要がある。

それも、社会の豊かさの一つであって、

金銭的富が分配されることが必ずしも人を豊かにする手段ではないと思う。


話を戻すが、

念願の山本商店は予想通り素敵な店だった!!!

リペアの職人さんが、ヤスリで削ったりニスを塗ったりと、

手間暇かけて補修していた。

私がときめいたのは、瓦版。

この、ほっこり具合が胸キュン。

バックナンバーも掲載されているので、是非覗いてみてください。

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(おわり)