水中で出産したい衝動 -1

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妊娠してみて頻繁に聞かれること、それは「どういうお産にする予定なの?」

私は、結婚も妊娠もする前から、出産する時は水中分娩と決めていた。

大概の人は「なにそれ!なんか、オシャレだね!」「海外志向のあなたらしいわ!」と言うが、私はいつも戸惑う。

私の中では、目新しさで取り入れたというよりも、もっと、直感的な閃きでそれを選んだ経緯があり、自分でもその理由が説明できないでいた。


水中分娩を知ったのは、インド旅行の時だ。

成田空港のチェックインカウンターでたまたま前に居た子連れの日本人女性と仲良くなり、たわいもない話をしていた時だった。

「あら、インドに行くのは初めてなの?私は子供2人連れて里帰りなの。」

「ハーフじゃないのだけれどね。2人ともインドで水中分娩で産んだのよ!」

私はこの時、別段彼女から水中分娩が何なのか詳しく聞いていないのだが、もうその瞬間に、私も産む時はソレだと決めた。

当時、出産に対してなんの予備知識もなかったのだが、「ベッドで仰向けになって他人に向けて陰部を広げて喘ぎ苦しみながら産む」ことに、なんとも言えない違和感がずっとあった。

なんで他の動物は母親だけで産めるのに、人は補助が要るの?

なんで他の動物は生まれた瞬間から立てるのに、人は立てないの?

犬は安産と言うけど、なんで母体が死ぬ程リスクが高いの?(WHOの調査によると2013年時でも合併症による死亡数は30万人)

そもそも、なんでそんなに痛いの!?!?

という感じで、この、非合理極まりない工程もそうだし、その対策として病院でベッドで股を広げる不可解さにも違和感があった。

「なんか、水中の方が苦しまずに産める気がする!」という、なんとなくの考えで決断した。


私は基本的に、論拠も根拠も大好きだが、それ以上に直感的で、非言語的な非科学領域も大好物である。

昨今の科学信仰主義に対して、たかだか200年程の成果でこの世をわかった気になるなと思っているし、直感があって検証があると思っているので、基本的になんとなくコレが良い!という閃きに従って行動している。

で、私は自分のエレメントが水だからか、(あ、ここからは、人によっては意味不明な話になるので、苦手な人ごめんなさい。)水に纏わることが好きだ。

しかも、私の周りも水のエレメントの人たちがウヨウヨいる。

友人・親友を始め、旦那もそうだし、恐らくお腹の子が予定日前後で生まれてくるならば、水のエレメントを背負って生まれてくる。

よくよく考えたら元旦那も水だ。


ここで、水中分娩について簡単に触れておくが、陣痛が始まり、子宮口が広がり、だいたい後数時間で出てくる見込みのタイミングで、37度程で羊水の成分に近しい水質の水が貯められた浴槽のような場所に入り、出産するスタイルだ。

胎児は子宮の中では羊水という水の入った袋で過ごし、口から羊水を飲んでいるため体内にも羊水が充満している。

外に出て初めて肺が機能するのだが、子宮から出る際に一度水を挟むと胎児への負担が少ないと書かれていた。

あまり、母体へのメリットについての言及がなく、私としてもなぜ自分が水中に固執するのか(普通、麻酔で痛みを緩和する無痛分娩や和痛分娩の希望者が多い)これだけの情報では判断できないでいた。

もう、情報を漁るのは諦め、「エレメントが水だからかな~」くらいで済ませていたのだが。

やっと見つけた、私が本能的に水中がいいと思った理由を。

人類の進化における過程、水生類人猿説(猿から原始人になる過程で彼らは水中で生きていた、アクア説)だ。

(つづく)水中で出産したい衝動 -2

(追記)

余談だけど、この出産の写真コンテストが凄もの揃い。

Winners of 2018 Birth Photography Contest Celebrate Magic Moments of Childbirth

苦手な人はご遠慮あれ。

トップの写真はフォトグラファーMarijke Thoen のもの。

彼の写真、とてもすてき。