20人の男たち(20/20)いよいよ踏み込んだ国際結婚Jくん -1

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離婚の反動を乗り越え、Hくんの荒療治も終えた頃、友人と飲みに出かけた。

その友人はHくんの昔からの知り合いで、共通の友人だ。

一連、離婚話と彼との出来事を報告しながら、神楽坂の店で飲んでいた。

なぜか、彼女と飲む時はいつも赤提灯が下がった店。

神保町で立ち飲み、渋谷のゴールデン街でおでん、そしてその日は神楽坂のしょうちゃんに行った。

しょうちゃんは、とっても変わった店で、銭湯の番頭台のような位置に炭火が並び、3方カウンターで囲まれた6畳間ほどの店だ。

しょうちゃんは、千と千尋の神隠しの釜爺のような…いや調べたら容姿はちょっと違ったけども、キャラクターのイメージとしてはそんな感じのおっちゃんで、ひょっこり猫背で座りながら焼鳥を焼いてくれる。

ここのカリッカリに焼き上げた鶏皮が絶品なのだわ。


(追記)

やばいもん見つけてもうた、この漫画、しょうちゃんの魅力が凝縮されてる笑

コの一 神楽坂 「焼鳥 しょうちゃん」|今夜は「コの字」で


「はぁ?おめーもう離婚したのかよ!まじで、笑えねぇなぁ~。」

そんな感じで、ちょっと口が悪いが優しいしょうちゃんに愚痴りながら、友人とお酒を飲んでいた。

(ま、こんな感じで色々あってさ。もう気持ちはスッキリしたものの、しばらく男はいいわ。)

「へぇ、大変だったね。というかHくんはなんなのさ。元々変わってるけど、益々よくわからないやつだね。」

(そうねぇ、真意が聞きたいけど、もういいかな。)

「私もなんだかゴチャついてるよ。私たちみたいな外来種は、日本で男見つけるの大変だよね。」

(……が、外来種?)

「外来種だよ!私なんかアメリカが長かったから、日本のアレコレが面倒なわけ。さっさと副業を軌道に乗せて脱サラしたいわぁ。」

(Xちゃんがそうなのはわかるけど、私帰国子女でもなければ留学経験もないし、外来種って言うほど馴染んでなくないよ…)

「あんた、自分のことわかってないね。結構変わってるよ?」

(外来種なんて言われちゃったら、ますます男はご遠慮だね。価値観の合う女同士で産んだ子供持ち寄って、コロニー作ってワイワイ楽しく家庭築く方が楽しそうだよ。男性とパートナーシップはもう嫌だね。)

なんだかうまくいかない自分に嫌気がさしながら、その頃は女の子とパートナーシップを結んだ方が楽なんじゃないかと真剣に考えていた(今でも思っているけど)。

「あのさ、悪いけど。三十路にもならない女が、男はもういいデスって何言ってるの?たった一回離婚したくらいで。人生この先まだまだ長いんですけど!」

「ともかくさ、気晴らしも兼ねて、後腐れない新しい男と遊んできなよ。そんな内に籠ってたって良いことないよ?女が廃るね。」

「ちょっと、スマホ貸して。Tinderやってる?私、男、見極めてあげるからとりあえず出合い系やろ!」

(あ、はぁ???)

一瞬戸惑ったが、お酒の勢いもあり、とりあえずスマホを渡した。

「最近の若ぇのはやることが違うわ。」

しょうちゃんに呆れられながら、酔っ払った女2人、その場の勢いでアプリにログインした。

(つづく)20人の男たち(20/20)いよいよ踏み込んだ国際結婚Jくん -2

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