20人の男たち(20/20)いよいよ踏み込んだ国際結婚Jくん -3

投稿日:

彼とは2ヶ月くらいやりとりをしたように思う。

前回→ 20人の男たち(20/20)いよいよ踏み込んだ国際結婚Jくん -2

もともとは、車の話から始まった。

私はフランスのクラシックカーにかれこれ5年程乗っていて、アイコンの写真に車が写っていたので、「これは君の車?うちのばぁさんが乗ってた。日本で女の子がこれに乗ってるなんて!」というような感じでメッセージがきた。

彼は日産が大好きで、GTRのケツは最高らしい。(先日も街中で、遠くの駐車場に停まっているGTRを目ざとく見つけて、わざわざ雨の中近づいて凝視していた。)

お互い出会いに焦っていたわけではないので、直ぐ様会おうという話にはならず、暇つぶしにコミュニケーションする程度の間柄でダラダラとやりとりをしていた。

それこそ友人が言うように、後腐れない他人には気軽に話せる事があり、気が楽だった。

彼と話している中で、エニカという個人のシェアカーサービスが面白いから今度借りてみようという話になった。

GTRに乗れるならラッキー!くらいの気分で、河口湖方面に行くことにした。

当時、私はキャンプオタクに感化されて、外でコーヒーを淹れることにハマっていたので、私はコーヒーを振舞おうと思った。(お気づきかな、TOPの写真はまさにその日その時)

当日、待合せ場所で彼に落ち合ったが、まさかの展開。

エニカでGTRを予約するのをすっかり忘れていたらしく、「ハイエースでも良いかな?」と言われた。

(GTRに乗りに来たのに…)と出鼻を挫かれた気分だったが、ハイエースも乗ったことがなかったので、それはそれで面白いなと思って私たちはハイエースで河口湖に行った。

そんな出会いだった。


自分でも、見知らぬ外国人とまさかこんな展開になるとは思わなかった。

旦那にも言われる。

「危険だから、もう知らない人の車には乗っちゃダメだよ。」

まぁ、そりゃそうだ。

普通は真っ先に子供に教育することだ。

私も始めのうちは彼の言うことは半信半疑で、外国籍で移住者の友達にアドバイスを求めながら、在日外国人の実態や実録と比較しながら彼の様子を伺っていた。

が、やり取りを重ねるうちに、まともな考えをしていることがよくわかってきた。

心理学的なアプローチでいうと、警戒→親和→信用→信頼というプロセスになるのだが、最後に信頼のスイッチが入った瞬間を覚えている。

彼も同じく離婚歴があり、私も彼に一連の出来事を話していた。

友人に話した時と同じように(しばらく男は要らないわ…)と、じゃぁなんでアプリやってるんだ、というか、これを言われた男性にしてみれば立場のないことを言ったわけだが、彼はそれに対して一言返してきた。

「君はまだ、本物の男に出会ってないんだね。」

凄く衝撃的だったことを覚えている。

一瞬で、見破られた!と思った。

彼に聞くと、「そんな話したっけ?」という感じで、その発言に何の深い意味も含まれていなかったようだが、この時、彼は信頼できると思ったことを覚えている。

その後は警戒はおろか、自己開示のスピードも上がり、彼の見てる世界に惹かれていった。

(おわり)