欧米人のいうマイハニーは幻想か現実か

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「ダーリンは外国人」私はちゃんと読んだことがないのだが、母親から「この漫画、ウチみたいだね!」と連絡がきた。

確かにうちのフレンチ旦那は変わった外国人枠なので、確かに似ているかもと思いながら母親の話を聞いていた。

「漫画のご夫婦は、奥さんがマイハニーって呼んでくれることを楽しみにしてたのに、最後まで言ってくれなかったってオチだったよ!」

(そうか、みんながみんなマイハニーと言うわけではないのか。)と思った。

というのも、何を隠そう私は旦那に「Biscuit!(ビスケット)」と呼ばれている。

「君は小さくて可愛いからビスケットだね!」

初めてそう言われた時、何が起きたのか分からず硬直した。

理由を説明されても何がビスケットなのかよく分からない笑

呼び方は日にゝ進化しており、後はその時の気分でいくつかバリエーションがある。

「biscuit(ビスクィ)」ビススケットフランス語Ver.

「biscuit au chocolat(ビスクィ オ ショコラ)」チョコクッキーフランス語Ver.

「ビスケット」日本語Ver.

「ナゲット」日本語Ver.

(ナゲットってなんだよ!可愛くないじゃん!)と、反論したら「 -ketteの響きが同じだからバリエーションだよ!」と明るく返された、謎感性。

最近では、バージョンが増えて「我がナゲット」と呼ばれる。

いや、わかるよ、「My honey(英)」も「ma chérie(仏) 」も訳せば「私の(my, ma)愛おしい人」になるのはわかるよ、けど、日本語で「我がナゲット」って呼ばれる身にもなってくれ。

彼は日本語のニュアンスをそこそこ理解しているので、「我がナゲット」と呼ぶ時は口調も時代劇風になる。

要するに、ギャグだとわかってやっている、厄介な奴め。


先日、旦那のコミュニティとは関係のないところでフランス人男性と縁があり、この呼び名問題について質問してみた。

(ma chérie以外のバリエーションでパートナーを呼ぶことある?私、biscuitって呼ばれてるんだけど…)

「……僕の周りにはいないかな。」

明らかにインテリ層の彼は、若干冷ややかに答えた。

結局、旦那につられて、フランス人の仲間も義母も私のことをビスケットと呼ぶ。

全くムードもかけらもない、ビスケット。

カントリーマームかよ…。

やはりフランス流のお洒落なラブロマンスは幻想なのかもしれない、好きにしてくれ。

(おわり)

テキトーな日本人嫁と神経質なフレンチ旦那(目次)