妊娠・出産-2 胎児の意思と陣痛と

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妊娠して、聞かれる事と言われる事の一つに、「初産ですか?」「初産は予定日より遅れるっていうからね」これを言われる確率、結構高かったです。

出産(分娩)は、3つの要素が同時進行して成立します。

1つは、子宮口が全開(10cm)になる事。(=出口が開ききる)

2つ目は、陣痛(子宮の弛緩運動)が起こる事。(=胎児を押し出す)

3つ目は、破水。(=退治を包んでいた膜が破ける)

初産は、子宮口がなかなか開かないので、分娩に時間がかかったり、予定日超過する傾向にあるのだそうです。(初産と経産で、分娩時間は約2倍の差があります。)

今、私の状況としては…

子宮口は3cm開いているものの、陣痛がきていない状況です。

妊娠中期から、子宮頸管(子宮の出口の接着面)が短かったため、切迫早産リスクがある!と警告され、自宅安静までしていたにもかかわらず、肝心な陣痛が来なくて分娩に至らないわけです。(経産婦には、3cmも開いてるのに陣痛来てないの?陣痛がきてから3cmになるのに10時間苦しんだのに!と言う人もいます。)

なんで陣痛が来ないんだ…!私の体は何か、問題があるのだろうか…。

いうほど不安は感じていませんが、いつ来るかわからないものを待つって結構苦痛でして。

ただでさえ、レストランでも何でも待つのが嫌いなのに、この耐久レースは辛いです。

不安は無知から生じると思っているので、調べました。

実は、陣痛のメカニズムは不明のようです。

そう思った矢先、面白い話を見つけました。

子宮の居心地がいいと陣痛がこない

子宮・胎盤・羊水など、胎児を育む環境は妊娠38週頃に最も機能が高まり、その後は徐々に低下します。実は妊娠中は、単純なメカニズムで陣痛のスイッチが入らないように安全装置が働いているのです。そのおかげで子宮内環境が良好で、胎児が「居心地が良いからまだ出たくない」と感じている間は陣痛は起こらず、ある程度胎児の環境が悪化しなければ陣痛は始まらないのです。酸素や栄養の吸収、代謝物の排出など、胎児が「子宮内では不自由だから生活環境を変えたい」「もう外で生きていける」と感じるから生まれてくるのです。

実は、助産師さんの検診を受けるたびに、「やわらかくて体温が高くて、居心地が良さそうなお腹ですね~」と言われ、その意味がわからず適当に返事をしていました。

先日、女医さんからも、「のんびりさんねぇ、居心地が良いから出たくないのね~」と言われ、(胎児の意思と陣痛に関連性ないでしょ!)と、適当に返事をして疑っていました。

が、伝達方法(メカニズム)は不明とはいえ、胎児の意思「出たい!」が陣痛のスイッチになるならば、それは面白いし、今まで言われている指導も理にかなっている。

例えば、運動。

運動すると子宮が硬直し縮みます、ただでさえ広々と泳げていた時に比べて居場所が狭くなっているので、居心地が悪くなります。

そして、子宮の機能の低下。

育てるまでは、良質な胎盤と臍の緒から、酸素や栄養素を届けますが、42週に突入すると機能低下の限界がきます。

親が食べたものが臍の緒を通じて届く(=羊水の味を見分けられる)ということを考えると、これも居心地を悪くしてむりやり「出たい!」と思わせる機能なのかもしれません。

余談ですけど、つわりが始まった頃、(廃墟化した自分の体の中に、1箇所だけ豪華一点主義で部屋を作ってそこに小人が悠々自適に贅沢三昧している感じ)と表現しました。

そう考えると今は、(その豪華な部屋から家財を差押えて居心地を悪くして、撤退させようとしている)と言えるかもしれません。

胎児の様子をエコーで観察していると、呼吸や瞬きといった外界で生きるための練習を本能的にしています。

大人の目線からすると、何もわかっていない赤ちゃん…と感じるかもしれませんが、お腹の中にいる時から意思を感じます。

例えば、胎児は温かい方に頭を向けたがるのですが、友人は検診のたびに胎盤に頭をくっつけてると言っていました。

これも、単純ながらひとつの「意思」ですよね。

もし胎児が本当に「意思」で外に出るタイミングを決めてるなら、なんだか希望が湧いてきます。

「意思」が「行動」に影響し、「行動」は「結果(=未来)」に影響します。

大人になって、たくさんなことを忖度し、意思を押し殺して行動している人がたくさんいますが、本当はとてもシンプルに、自分の意思で、行動を変えて良いんだなと、なんだか考えさせられました。

とはいえ、家主としてはしびれを切らしています。

早くこの体を独り身にして、ジムも過度な運動も解禁、控えている寿司、ユッケのような生物やハム・チーズなど、自己責任でたらふく食べたいです。

産んだら、寿司を差し入れてください。

(おわり)